まだまだ弱小投資家である僕だが、現時点で投資家に必要な資質について考察してみる。
目次
怠惰であれ
世界的投資家であるバフェットやマンガーは非常に運動嫌いで知られています。ではなぜ投資家には怠惰であることが必要なのか？
それは怠惰という性質が、本質的には非常に生産的であらゆる物事を向上させていく動機を作っていくからである。それはどういうことか？怠惰人間は物事が面倒くさいからその作業やプロセスを極力単純化、効率化しようと尽力します。今までの人類の進歩は常にそういった効率化によって産業革命やあらゆる革新が起こってきました。投資家もまず第一に考えるのは生産性でなければならない。雑多な物事ではなく本質に目を向け、事業評価やバリュエーションの評価を行わなければならない。そのため僕は投資家に必要な適正として、逆説的ではあるかもしれないが怠惰を挙げる。投資家とは雑多な日常は雑事を外に置き、世界を動かす原理原則・本質を追及していかなくてはならないのである。
卓越した存在であれ
え？さっき怠惰っていって今度は卓越ですか？正反対じゃないですか？いえ同一です。
投資家とはシンプルに原理原則・本質を追及する。これは怠惰でなければできない。何故なら面倒くさいことを難なくできる人物は物事を単純化効率化せず、現状に対処するからである。
怠惰であると同時に非常に卓越し、常に自分を磨き続けないのいけないのである。僕自身毎年100冊を目標に本を読むことを目標とし、世界の原則・現実を学ぼうと努力している。投資家とは怠惰であると同時に非常に卓越した存在として資本主義ヒエラルキーの頂点に立つほどのエネルギーを有しなければならないのである。
夢想家であれ
投資家とは周りの人間を呆れさせるほどの大きなビジョンを持ち、その実現を現実的に思考できる人物である。ただ実現不可能な夢想とは違い、それは現実に根差してなければならない、実践可能でなくてはならない。だからこそ成功した多くの投資家は歴史、哲学、心理学、経済学、貨幣論等多くの世界の原則を学ぶのである。そこまで学び、進姿勢がないのであれば、投資家として生きていくことはお勧めしない。命、生活、人間関係と同じくらい大事な資産を掛けるゲームで圧倒的なビジョンを持たない人間が長期的に勝てるわけがない。
本当に共通する能力
・抽象度の高い思考(原則思考)
・永続的長期的な未来予測能力