どうも、Zis(@Ziskun7)です。
今回はお金とは何かに関して考察していきます。
お金と何か？そんなことを考えたことがない人も多いかと思います。しかしお金の概念は投資をやる際にとても重要です。
まず世の中には2種類のお金があります。
①法定通貨
②コモディティー
①はみなさんが普段使用している円などの不兌換貨幣です。これらの貨幣の価値は税金の支払い、国内での唯一価値基準、軍事力、政府の信用、流動性等で価値が担保されています。
②コモディティーは、金や銀、石油のように価値の裏付けを持つものです。歴史上金は3,000年間に渡りマネーとして機能してきました。
お金とは究極的に情報である。
お金とは物理的な硬貨、紙幣である必要は無く、それらはスマホに表示されている電気信号でも構わない。
貨幣とは、人々がそれを貨幣と信じるものであればなんでもかまわない。
重要なことは過去、現在の円やドルのような、資産に裏付けられていない不兌換貨幣は歴史上常に希釈されてきました。現在最強の基軸通貨であるドルでさえ、金との兌換が停止してからその価値は96％希釈されており、2021年現在QE(量的緩和)により、さらにインフレーションが進んでいます。。
日銀も物価目標を2%として量的緩和(金融緩和)を行っているが、それは何を意味しているのか？
物価が毎年2%ずつ上がっていく＝あなた方が保持しているお金を毎年2%ずつなくしていきますようということであり、貨幣の価値を希釈していくことなのである。通貨の希釈は隠れた税金であり、国家はあなたの預金から毎年2%ずつお金を頂きますということなのです。
日本においてのQE(量的緩和)は2013年のアベノミクスから始まっており、日経平均はそこから上がり続けています。
本質的に思考する投資家はみんな気付いているのです。金融緩和とはお金の価値をなくします、という宣言だということを。
世界一のヘッジファンドの創業者レイ・ダリオもCash is trash.＝お金はごみであると断言しております。
金融緩和で物価、株価が上がり、お金(法定通貨、円、ドル等)の価値が下がることは分かりました。
問題はこれがいつ終わるかです。量的緩和を終了させ市場へのマネーの供給をやめたときこれは起こります。
現在日銀はまだまだ低い金利を維持し、市場にマネーを供給し続けているので、株価の急下降がすぐに起こることはないと考えますが、アメリカや日本のが政策金利を上昇し、金融引き締めを行ったとき、リーマンショックを超えるような危機、デフレが起こると考えます。
多くの人はお金に関して深く考えませんが、お金の概念は投資に非常に深くかかわることであり、重要な要素なのです。これを知らずに投資を行っている人は非常に危険であると考えます。投資における本質的な能力を有しないとすら考えてしまいます。
お金に関してより深く理解したい人は東大名誉教授の岩井克人さんの本を読むことをお勧めします。
貨幣論 (ちくま学芸文庫)
岩井克人さんの貨幣論を一冊読めば、かなり貨幣や通貨に関して理解を深められると思います。ただ非常に内容が難解であり、ある程度本気で読まないと難しい本でもあります。私自身もAudibleで何度も読み返し、その都度新たな気付きを得られるほど何度も読む価値があり、一度で理解することは私にとっては難しい本でもありました。
岩井克人先生は貨幣とは、どのように機能するか？例えば、Aさんが貨幣をBさんの商品と取引する時、Bさんが何の価値もない貨幣を商品と交換してあげるのは、今度はBさんがその受け取った貨幣をCさんにその貨幣分の商品と交換してもらえると期待するからであると論じます。つまり例えば千円というその紙自体では何の価値も持たない千円が価値を持つのは、その千円が他のだれかに千円に相当する商品と交換してもらえるからだというのです。つまり貨幣の価値とは万人が欲する流動性、交換可能性に依拠しているのです。ここでは論じませんがBitcoin Svは圧倒的な交換可能性を持ちます、それゆえに将来的に統一的な貨幣構造の頂点に立ちます。
ただ僕には、岩井克人さんと意見の相違もある。岩井克人さんはBitCoinは貨幣として失敗したというが、究極BitCoin（世間で言われているBTCはBitCoinではない)は貨幣システムの技術的基盤になりまったく失敗していない。
本物のBitCoinにおいて(2022年ころまでには明らかになっているであろう)は、信用供給も可能(BitCoin protocolの上に円やドルのような法定通貨が発行されるCBDC等、債券、クーポン、株式も例外ではない)であり、中央銀行の通貨発行権を脅かすものでもない。
2025年-2030年あなたは見るだろう。
BitCoinの圧倒的飛躍と躍進を！！！
※BTCはBitCoinではありません。