• 木. 5月 2nd, 2024

Zis Capital ~投資の要諦~

スマートな資産形成とライフスタイル、サラリーマン投資家、

目次

概要

チャーリー・マンガーとは何者か?
チャーリー・マンガーとはアメリカの弁護士であり、投資家である。そしてウォーレン・バフェットの右腕以上の存在としてバークシャー・ハサウェイを支えてきた人物である。実質的にウォーレン・バフェットの投資原則の核(成長株投資)を作った人物。

ウォーレン・バフェットはマンガーが自身に与えた影響について『チャーリーは、ベンジャミン・グレアムから教わった割安株だから買うという戦術にとらわれていた私が新たな一歩を踏み出すのを後押ししてくれた。チャリー・マンガーの思考力が必要だった。』と述べている。

チャーリー・マンガー語録

・『手っと取り早く金持ちになりたい』という切望は非常に危険である。
  短期的な変動への掛けやレバレッジ取引等への警鐘と考えられています。
・自分が何を知らないかを知っていることは、優秀であること以上に価値がある。【能力の輪】
・正確に予測することはできない。厳密な予測に基づいて儲けようとは考えていない。良い会社の株を買って持ち続けることにしか私にはできない。
・私が成功できたのは、集中力が長く持続するからである。
・誰も前に進めないほどに過酷な時期にも、私たちは踏み込んできた。



ブランド力について

ブランド力に関してマンガーはこう述べている。『私たちは、年に10%値上げしても誰も気にしないで買い続けてくれる商品が存在することがわかった。』

日頃買うような商品は、どこでも買える商品である。それらは置き換えられる。だからこそ、直接の相手が存在しないような商品を提供している企業を評価した。マンガーとバフェットはこれを『消費者独占』と呼んだ。


健康

マンガーは健康に関してこう述べている『食べたいものを食べる。健康に気遣うことはない。したくない運動はしない。成功を後押ししたものがあるとすれば、それは物事を深く考え抜くということを行ってきたからだろう。ジョギングやらをして成功しようと努力している人には、ご苦労さんと言いたい。』

マンガーもバフェット同様、好きなものを好きな時に食べるという信念を持っているようだ。



好物

ダイエットコークやピーナッツキャンディが好き。バークシャー・ハサウェイの株主総会ではバフェットがチェリーコーク、マンガーがダイエットコーラをを飲み、ピーナッツキャンディーをつまみながら株主からの多くの質問に答える。二人とも90歳を超えているが、7時間にも及ぶ株主総会を毎年開催している。ピーナッツキャンディーは彼らが株主であるシーズキャンディーのものを好んでいる。



待つということ

マンガーはこう述べている、『忍耐強く、その日が来るのを待たねばならない。待つことにお金はかからない。しかし、一日中何もせずに座っていることは人間の本質に反する。色々とすることがあるほうがずっと楽だ。何もせずに五年間待ち続けることを想像してみてほしい。自分が無力で、何の役にも立たないような存在に思えてくるものだ。だからこそ人は愚かなことをしてしまうのである』 これは2014年のデイリージャーナル年次総会で語られた一言だ。

人間の本能に反し、他人がやらない逆張りの思考こそ、マンガーの勝利の方程式なのである。マンガーは長期保有するのにふさわしい銘柄が適正な価格水準まで下がり、自分の得意とするゾーンに吸い込まれてくるのを待っているのである。しかしただただ待つのではなく、研究や勉強は怠らず、多くの本を読み、その時が来るのを待っているのである。ほとんどの投資家はマンガーのように五年も待つことができない、そのため多くの株式の銘柄が実際的な価値より高く評価されているのである。要するに待つことができない投資家は実際より高い価格水準で買ってしまっているのである。だからこそ90%にものぼる投資家は負け、マンガーのような数パーセントの投資家のみが勝ち続けるのである。



いざという時には大きく踏み込む

『誰も前に進めないほど過酷な泥棒にも、私たちは踏みこんできた』マンガーは十分な現金を用意しておりて、金融危機のようなほかの投資家がリスクをとれない時にこそ、貯めていた現金を活用し踏み込んだ勝負をしてきたのである。ほとんどのファンドはこれができないのである、何故なら金融危機に備えて現金を備蓄しておくことは、上昇中の相場においてファンドのパフォーマンスを落とすからである。その為、いったん金融危機が始まったらほとんどのファンドは新たに投資先は残っていないのである。だからこそマンガーやバフェットは投資における聖杯を持つのである。

マスタープランは存在しない

『バークシャー・ハサウェイではマスタープランが存在したことがない。マスタープランが欲しいような人材はクビだ。。マスタープランは独り歩きし、新しい現実に対応できなくなるからだ。私たちは常に新しい情報と向き合っている人材が欲しい。』

これは計画を立てるなという意味ではなく、どのような変化が起こっても対応し、新しい対策を立て直せる人材が好ましいと述べているように思える。市場とはいかようにも動きうるものであり、一つの戦略に固執する人間は進化、変化に対応できないのである。投資においても常に学び続け、自分自身を変化変容できる人間が成功する。自身が間違えたと感じた時にはすぐさま新たなプランを策定しなければならないのである。

zis

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です